私たち女性は一生のほとんどを女性ホルモンに左右されます。
これだけ女性が働くのが当たり前になった現代において、
- 生理痛やPMSで思うように仕事ができず、迷惑をかけていると感じる
- 不妊治療と仕事の両立が叶わず、妊娠やキャリアアップを諦めた
- 更年期症状がひどくて、自信を失い管理職のポストを断った
といった声を聞くととても心苦しく感じます。
私たちは、生理も妊娠も、更年期も「自分でなんとかするもの」という 考えを刷り込まれてきたのではないでしょうか。
そして、「痛みを我慢する=当然」という考えに行きついてしまったようです。
これまでこうした話は、「女性個人の問題」として表には出てきませんでしたが、 女性の社会進出が進み、SNS等の普及もあって、ようやく「社会問題」として議論されるようになってきました。
経済産業省のデータによると、生理痛やPMS等による1年間の労働損失は 4911億円(※1)、不妊治療や更年期を含めると、なんと4.95兆円(※2)と言われています。
それだけ女性の健康課題を解決することは、企業や社会にとっても重要な課題だと認識され始めています。いきなり社会が大きく変わることは難しいですが、まずは自身のカラダのことを「正しく知ること」が何よりも大切です。
さぁ、一緒にカラダについて知ることから始めましょう!
※1 経済産業省経済産業政策局 経済社会政策室「フェムテックに関する経済産業省の取組~フェムテックで企業が変わる、社会が変わる」
※2 バイエル薬品 MSD「働く女性の健康増進白書2018年」